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10/1【ニュージーランドセミナーのおさらい③】

ワインはアルゼンチンのプレンタエステートのカベルネ・フランです。火を通した黒い果実のニュアンスはあるのですがそれ以上に綺麗な酸味が調和しながら広がっていきます。凝縮感のある味わいを心地よい酸味がエレガントな余韻を演出してます!

平たく言うと美味しい!です!

ニュージーランドのおさらいもこれで一旦終わりです。

ソーヴィニヨン・ブランとくれば、
次はピノ・ノワールです。

ピノ・ノワールの生産量は非常に多く、第二位のメルローを大きく引き離しています。

ニュージーランドを代表する葡萄品種です。

オーストラリアはピノ・ノワールの栽培は難しいようで、一部では生産してるもののほぼしっかり系葡萄品種に集中してます。

ニュージーランドはピノ・ノワールに全集中した印象でそこが逆に急速にテクニックが向上した要因です。

ピノ・ノワールの栽培は非常に難しいので、大量生産にはむきません。

世界中からピノ・ノワールを造りたい人を呼び寄せたり

アメリカのオレゴン州(カリフォルニア州の北にある)やフランス・ブルゴーニュ(ピノ・ノワールの栽培で有名)に研修に赴きノウハウを学びに行きました。

ピノ・ノワールで有名なニュージーランドですが、
最初から評価が高い訳ではありませんでした。

ピノ・ノワールといっても
クローンというものがあります。

クローンは個性みたいなもので、
ピノ・ノワールと言っても
113
114
115
667
777
など様々なクローンがあります。

例えば114だと樹勢が強いがミルランダージュ(結実不良)を起こしやすいなど、ピノ・ノワールにも性格というか、得手不得手があるのです。

昔はクローンの種類が少なかったのでピノ・ノワールのワインを造っても味に複雑みのない。

具材がネギしかないお鍋みたいに単調な味わいでした。

今ではクローンの種類が増えて、キノコや白菜、お肉、ネギ、豆腐を入れた具材たっぷりお鍋みたいに味わいに深みがでてとても美味しいピノ・ノワールが生産できるようになりました。

ちょっと面白い話では

マルコム・エイベルという税関職員がおりました。
彼はとある旅行者がこっそりフランスから持ってきた葡萄の苗木を没収しました。(木とか土は国に入れれない!病気や虫が入って生態系に影響を及ぼすからです)

そしてエイベルさんは、
その苗木を検疫所で検査して自社畑に植えたそうです💦

それを【エイベル・クローン】と言います。

しかし、この葡萄の苗木

どこから持って来たのかというと

なんと

DRC!

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのロマネ・コンティの畑でした!

今ではこの苗木はアタランギというワイナリーがエイベルさんと友達だったので分けてもらったそうです。
このアタランギでは全部ではないでしょうか、エイベルクローンを栽培しています。

それにしても、エイベルさんも凄い!昔だから許されるのか?
とこんなお話もあるニュージーランドです。

どうでしょうか?
ニュージーランドの魅力を感じて頂けたなら嬉しいです。

✤どうぞよろしくお願い致します。

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